07:小麦不使用がグルテンフリーにならない理由とアレルギー表示の落とし穴

アレルギー表示法の落とし穴とグルテンが潜んでいる原材料について

グルテンフリーというのは、一般的には小麦を除去した食事制限と認識されています。

グルテンフリーの生活をする中で、原材料ラベルの確認は必須ですよね。

「小麦」の文字が原材料になければカゴに、あった場合は買わずに商品を元の場所に。

その作業を繰り返すうちに、だんだんと食べられるものがわかってくるのですが、実は小麦表示がない食材の中にも「グルテン」が入り込んでいるものがあります。

この章では、原材料の表示法における落とし穴と、グルテンフリーを確認する際に気をつけるべき点についてお伝えしたいと思います。

グルテンフリーと特定原材料と表示法と

ピーナッツを含むアレルギー特定原材料は現在7品目

日本では「卵・乳・小麦・落花生・エビ・そば・かに」が、「特定原材料」として表示が義務付けられている7大アレルゲンです。

そのため上記7品目が商品に使われていた場合は、食物アレルギー患者への警告として注意書きがありますが、現在のアレルギー表示法には大きな落とし穴があります。

それは「小麦」と違い「大麦・ライ麦・オーツ麦」には表示義務がないこと。

レストランでアレルギー表示だけを見て注文しようとしたら、実は大麦が入っていたというケースは珍しくありません。

そのため大麦とライ麦もNGの人は、原材料を細かくチェックすることが対処法になりますが、実はこれにも限界があります。

グルテンが潜んでいる原材料とは

大麦はアレルギー特定原材料ではないため、見落とされる可能性が高い

大麦の文字が原材料になかったからといって、グルテンフリーとは限らないのが、少し厄介なところ。

小麦や大麦は形や名前を変え、こっそり原材料に入っていることがあります。

例えば「穀物酢」や「醸造酢

原材料に「小麦」の表示がないので一見大丈夫なように見えても、大麦が使われていた場合は除去対象になる可能性があります。

もちろん小麦だけを除去している人は問題ありませんが、微量のグルテンにも反応してしまう人は注意が必要です。

なぜか具合が悪かったりグルテン反応が消えなかったりする場合は、知らないうちにグルテンを摂取しているのかもしれません。

ちなみに、ライ麦は国内での流通は少ないので、大麦ほど心配する必要はないと思われます。

麦芽糖・麦芽エキスのグルテンフリー事情

麦芽糖はトウモロコシやジャガイモからできているものが多い

ここで気になるのが、名前に「麦」が入っている「麦芽糖」や「麦芽エキス」

マルトースと表記されることもある麦芽糖は、国内ではトウモロコシやジャガイモから作られることが多く、グルテンが含まれない場合がほとんどです。

そのほかにも「麦芽」「麦芽エキス」「麦芽水あめ」など似た名前の原材料もありますが、ものによってはしっかりと小麦・大麦が使われているものもあります。

確かめる方法はただ一つ、製造元に問い合わせること

手間にはなりますが、少しでも不安があるようでしたら、ぜひ確認されることをおすすめします。

まとめ

微量のグルテン摂取の可能性は、症状がないのであればそこまで気にすることはないのかもしれません。

ただグルテンを完全にカットしたいのであれば、麦芽糖や醸造酢が何から作られているかに気を配ることも必要です。

特にセリアック病の人は症状がわかりにくいことがあるので、気になる場合は今一度原材料の確認の仕方を見直してみてはいかがでしょうか。

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