日本は安全で美しい国ですが、地震大国でもあります。
小麦アレルギーやセリアックの人が被災した時に起こりうることとは?
- 炊き出しが食べられない
- 品切れでお店で買えるものがなくなる
そこで、この記事ではセリアック病の私がしているグルテンフリーの簡単な災害対策について、お伝えしたいと思います。
グルエンフリーの備えで憂いなし
備えると言っても、家が全壊するような災害は個人ではどうにもならないですよね。
想定しているのは、3日ほど自宅で持ちこたえる必要があるような状況になります。
3日あればきっとライフラインも復旧すると信じて、この記事はその前提で読んでいただけると嬉しいです。
グルテンフリーのアルファ米を箱買いする

色々な種類の非常食がありますが、グルテンフリーとしておすすめしたいのは、シンプルなアルファ米です。
アルファ米というのは、炊いたお米を乾燥させたレトルトご飯のことで、水分を入れるだけで食べられるとても優れもの。
災害時に大活躍すること間違いなしです。
少しお値段は張るものの、非常時のために必要な投資として、我が家には50袋分ストックがあります。
家族3人、1日3食として5日以上持ちこたえられる計算です。
お湯でもお水でも調理可能なこの商品の原材料は、うるち米だけの完全なグルテンフリー。

小麦アレルギーやセリアックの人はもちろん、お米アレルギー以外の人なら誰でも安心して食べられます。
非常時にアルファ米を戻すための水分も必要なので、お水のストックも必要です。
普通のお店で買える缶詰やレトルトを非常食にする
我が家のローリングストック備蓄品
アルファ米を箱買いすれば、数日は飢えることはないので安心です。
「でも、ずっと白米だけでは味気ない…」
非常時にぜいたくと言われるかもしれませんが、どんな時でもできるだけ食事はおいしく食べたいですよね。
そこでおすすめなのが「ローリングストック法」という、非常食を普段から食べて、食べた分だけ買い足していくという備蓄方法です。
いつのまにか備蓄品の賞味期限がきれていた…
という事態を避けられるのでとっても現実的(アルファ米はさすがに普段食には向きませんが)
そして、グルテンフリーと書かれていなくても、備蓄できる食品はたくさんあります。
- 魚の缶詰(塩)
- ツナ缶
- 果物の缶詰
- スパム肉(調理に火は必要)
- カレーのレトルトパック
- スルメなどの乾きもの
- ドライフルーツ
- ナッツ
- 塩せんべい
また、特別グルテンフリー仕様のものは、基本ネットで買うのが便利でお得です。
例えばアレルゲン不使用のライスクッキーは、サクサクでおいしくて、とってもおすすめ!
5年間保存ができるので一回買えばしばらく放置できますが、おいしすぎてすぐ食べてしまうため、結局我が家では備蓄はできていません…
グルテンフリーの非常食対策まとめ

辛い状況でも、おいしいものがあれば、笑顔もきっと増えるはず。
備蓄品が活躍する日が来ないことを祈りつつ、自分や家族を守るために、今一度ご自宅のストックを確認してみてはいかがでしょうか?
無意味に怖がる必要はないけれど、一定の緊張感を持ちつつ、我が家でもいつか来る災害に備えたいと思います。
余談:グルテンフリーの自分が災害弱者を自覚した日
以前はあまり考えていなかった災害時対策ですが、自分の考えを改める出来事が以前ありました。
少し前、会社ビル内のコンビニにランチを買いに行ったことがあります。
その日は台風で、ビルの外に出られない人たちがそのコンビニに集中したため、陳列棚はほぼもぬけの殻。
ただでさえ食べられるものが少ない私が買えるものは一つもなく、この時は実体験として
「あ、災害時には飢えるかも…」
と思ったのが備蓄品を見直すきっかけとなりました。
外出している時と自宅では事情も違うとは思いますが、できるところから準備をしていけたらなと思います。