グルテンフリーの食品

【グルテンフリーのビール】コンビニや普通のお店で買える第3のビールまとめ記事 【2020年版】

一般的なビールの主原料は麦芽になるため、グルテンフリーにはなりませんが、実は日本でも麦不使用のビールがたくさんあります。

海外の「グルテンフリービール」とは違う、日本の「第3のビール(新ジャンル)」というカテゴリー。

今回は、日本で買える日本製の「グルテンフリービール事情」についてまとめてみました。

第3のビールはグルテンフリーの可能性大

「ビール」や「発泡酒」はよく聞きますが、「第3のビール(新ジャンル)」はあまり馴染みがないですよね。

聞きなれない方も多いと思うので、それぞれの違いを簡単にまとめてみました。

カテゴリー 定義
ビール 原料に占める麦芽比率が50%以上のもの
発泡酒 原料に占める麦芽比率が50%未満のもの
第3のビール
(新ジャンル)
麦芽以外の原料で作られたもの、または発泡酒にスピリッツを加えたもの

  • その他の醸造酒(発泡性)
  • リキュール(発泡性)

の2つに分類される

「リキュール」には発泡酒が使われるためグルテンフリーにはなりませんが、「その他の醸造酒」に使われるのは麦芽以外の原料。

必然的に、グルテンフリーの可能性があるのは「その他の醸造酒」になります。

ビールとは少し違う「その他の醸造酒」ですが、麦不使用の商品はどれくらいあるのを調べました。

グルテンフリーのビール①:のどごし生(キリン)

のどごし生の公式サイトにある「その他の醸造酒(発泡性)」の記載

のどごし生」の原材料は「ホップ・糖類・大豆たんぱく・酵母エキス」と、とてもシンプル。

酵母エキスは大麦由来の場合が多いので、お客様相談室に問い合わせてみたところ

キリンビールの新ジャンル商品『キリン のどごし<生>』につきましては、麦芽を使用しておりませんので、小麦や大麦に由来するグルテンが含まれておりません。
しかしながら、麦芽を主原料とするビール等と同じ工場で製造をしており、また、キリンビール商品はグルテンの含有量についての検査を行っていないため、『キリン のどごし<生>』がグルテンフリー商品である、というご案内はいたしていない状況でございます。

との回答をもらいました。

製造元に問い合わせた時の模範回答なので、ある意味想定内の回答です。

コンタミネーションの可能性は残りますが、グルテンフリーレンストランでも取り扱われているこちらの「第3のビール」

おそらく一番「グルテンフリー」として認知されている「ビール」の一つだと思います。

スーパーやコンビニで気軽に買えるのも嬉しいですね。

グルテンフリーのビール②:極ZERO 爽快ゼロ(サッポロ)→製造終了

サッポロ 極ZERO 爽快ゼロ」も、大麦・小麦・麦芽を使用していない「第3のビール」になります。

原材料は「ホップ・糖類・水溶性食物繊維・エンドウたんぱく・カラメル色素」と、グルテン由来のものはなさそうです。

糖質・プリン体・人工甘味料0に加え、低カロリーを謳っているので

「お腹周りが…」

という人には朗報ですね。

こちらも「麦由来のものは未使用、でもグルテンフリーとは言えない」との回答をもらいましたが、非公式にはグルテンフリーの可能性は高いと思います。

【追記:極ZERO 爽快ZEROは製造終了になりました】

グルテンフリーのビール③:ドラフトワン(サッポロ)

ドラフトワン」も上記の極ZEROと同じく、エンドウたんぱくから作られている「第3のビール」です。

こちらも、お客様相談室の回答はグルテンフリーの保証はできないとのこと。

ただ、グルテン由来の原材料は見当たらないので、飲めるビール候補として検討してみてはいかがでしょうか?

グルテンフリーのビール④:ジョッキ生(サントリー)

サントリーからも小麦由来のグルテンを含まない、「ジョッキ生」という第3のビールが出ています。

主原料はとうもろこしで、添加物や人工甘味料が入っていますが、原材料をパッと見る限りグルテン由来のものはなさそうです。

ただ酵母エキスは大麦由来の場合があるので、グルテンに敏感に反応する人は要注意。

そこまでストイックにグルテンフリーをする必要がないのであれば、こちらの「ビール」も候補に入れてもいいかもしれませんね。

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グルテンフリーのビール⑤:海外の麦芽入りビール

グルテンフリーが進んでいる欧米では、グルテンフリーと明記されたビールが売られています。

日本のアマゾンでもいくつかヒットしますが、気になるのは原材料に「麦芽」の記載があるところ。

本来であれば「麦芽」はグルテンを含むので「グルテンフリー」にはならないはずですが、欧米には「グルテンフリー」と記載するための基準値があります。

グルテン含有量が基準値を下回れば「グルテンフリー」と明記できるため、実は少量のグルテンを含んだ商品が「グルテンフリー」として売られているのが現状です。

「グルテンフリー」のあり方に関しては、海外のグルテンフリー界でもたまに炎上しているので、色々意見が分かれるところ。

ただ、グルテンフリーの仕方や許容範囲は人それぞれなので、無理のないマイルールの中で、グルテンフリーライフを各自楽しめればいいなと思います。

こちらは普通のお店では入手しにくいので、ネット購入がおすすめです。

グルテンフリーの「ビールテイスト飲料」

おまけ情報として、「ビールテイスト飲料」についてもまとめてみました。

「ビールテイスト飲料」というのは、ビール風味のノンアルコールビールのことです。

調べたところ、麦芽を含むものもありますが、グルテンフリーだと思われるものもいくつかありました。

下記のノンアルビールが、この記事を書いている時点では、原材料に麦由来のものが入っていない商品になります。

原材料は突然変わる可能性があるので、最新情報は公式サイトでご確認くださいね。

アサヒ ドライゼロ

原材料:食物繊維(韓国製造、国内製造)、大豆ペプチド、ホップ/炭酸、香料、酸味料、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンC)、甘味料(アセスルファムK)

アサヒ ドライゼロフリー

原材料:食物繊維(難消化性デキストリン(韓国製造)、大豆食物繊維)、ホップ/炭酸、香料、酸味料、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンC)、甘味料(ステビア)

アサヒドライゼロスパーク PET

原材料:食物繊維(韓国製造)/炭酸、酸味料、香料、カラメル色素、苦味料、酸化防止剤(ビタミンC)、甘味料(アセスルファムK)

キリン パーフェクトフリー

原材料:難消化性デキストリン(食物繊維)、大豆たんぱく、ぶどう糖果糖液糖、ホップ、米発酵エキス/炭酸、香料、酸味料、カラメル色素、甘味料(アセスルファムK)

サッポロ プラス

原材料:難消化性デキストリン(韓国製造)、大豆ペプチド、ホップ/炭酸、香料、酸味料、苦味料、カラメル色素、安定剤(大豆多糖類)、酸化防止剤(ビタミンC)、甘味料(アセスルファムK)

グルテンフリービールのまとめ

今回ビール大手4社の「キリン、サッポロ、アサヒ、サントリー」にメールを書きましたが、どこもグルテンフリーとして確証のあるビールはないとのことでした(アサヒ製品に関しては「第3のビール」全てに麦由来の成分が入っていました)

また、原材料は突然変わることもあるので、飲む前に原材料を確認すると、安心してビールを楽しめると思います(^^)

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ヨネキチ
関東在住のフルタイム兼業主婦。20代後半でセリアック病と診断されたため、現在は完全グルテンフリーを楽しむ毎日です。 シンプルで身体にいいものが好きだけど、たまにジャンクも食べます。