セリアックについて

【図解】現役セリアック患者監修!小麦アレルギー、セリアック、グルテン不耐性、グルテン過敏症の違いとは?

こんにちは。

セリアック病のヨネキチです。

ヨネキチ
ヨネキチ
アレルギー体質でもあるよ。

私は2010年頃にセリアック病と診断されました。

それ以前に行ったアレルギーテストでは、ほんの少しですが小麦アレルギーの反応も出ています。

自己免疫疾患のセリアック」と「小麦アレルギー」。

2つの違いだけでもわかりにくいのに、それに加えて「非セリアック・グルテン過敏症」と「グルテン不耐性」 というものもあります。

すべて小麦グルテンが引き金になるため、 違いが微妙でややこしいですよね(^_^;)

ヨシオ
ヨシオ
うん、ようわからんw。

実際に、医療関係者の間でも定義があいまいな部分が多く、 特に非セリアック過敏症については不明なことだらけなので、いろいろと研究が進められているとのことです。

今日は、この4つの違いについて、お話ししたいと思います。

ヨネキチ
ヨネキチ
セリアックやアレルギーは命に係わる場合があるから、自己診断しないで病院に相談してね

理由はちがうけど犯人は常に「グルテン」

ここでは、それぞれの基本情報について、図解入りでご紹介していきます。

この記事を書くために、かなりの時間をかけて調べましたが、医療サイトやお医者様の記事でも考え方がいろいろ違う部分があるので、この記事も参考程度に読み進めてもらえると嬉しいです。

セリアック病

セリアックというのは、自己免疫疾患の病気です。

セリアックの人が普通のパンを食べてしまうと、 体はタンパク質の「グルテン」に対して、異常な免疫反応を起こします。

その時に小腸がダメージを受け、 結果としていろいろな症状が現れるというのがセリアック病です。

また、 セリアックの診断には明確な基準発症の条件があるのが、他との違いになります。

ヨネキチ
ヨネキチ
セリアック自体の詳しい情報は、この記事を読んでみてね↓
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グルテン不耐性

グルテン不耐性の人はグルテンを消化する酵素がないために、お腹がゴロゴロしたり、下痢をしたりと不快な症状が出ます。

セリアック病のテスト結果は陰性、でもグルテンフリーの食事で改善が見られた場合に「 じゃあ不耐性だったんだね」という風に、 状況から診断されるケースもあるそうです。

少量では症状が出なかったり、症状自体も軽い傾向にあるのが特徴です。

非セリアック・グルテン過敏症

セリアック病の人は必然的にグルテン過敏症になりますが、 グルテン過敏症の人がセリアックとは限りません。

現在、研究がすすめられている分野になり、 非セリアック・グルテン過敏症は診断をするための基準がないようですが、 下記に当てはまる場合は疑いが強くなるとのことです。

・グルテンフリーで症状改善
・血液テストではセリアック陽性、生検では陰性

ヨネキチ
ヨネキチ
生検っていうのは、「生体検査」の略で、生体の組織を少し切り取って顕微鏡とかで調べる検査のことだよ。

小麦アレルギー

体を守るべき「免疫システム」が、 あるタンパク質に反応して症状を起こすことを「食物アレルギー」 といいます。

小麦アレルギーの人は、小麦に含まれるたんぱく質の「グルテン」 に対してアレルギー反応が出ます。

本来、 免疫システムというのは体内に侵入した有害なウイルスやバクテリアを、体の外に排出してくれる大事な機能です。

ところが、小麦アレルギーの人が小麦グルテンを食べた瞬間、 免疫システムが小麦グルテンを排除をしなければいけない対象として認識。

この時に、炎症性のヒスタミンという物質が体の中で放出され、さまざまな症状が現れます。

症状が現れる時間は数秒から数時間と比較的短いのが、他との大きな違いになります。

おさらい

とりあえず、一旦休憩してここまでの情報をまとめてみますね。

グルテンを食べた時の反応タイプ分け

  • 小腸がダメージを受ける人(セリアック)
  • 消化できない人(グルテン不耐性)
  • なぜか具合が悪くなる人(非セリアック・グルテン過敏症)
  • アレルギー反応が出る人(小麦アレルギー)

グルテンに対して反応が出る原因

  • 酵素がない(グルテン不耐性)
  • 免疫の誤作動(セリアック、小麦アレルギー)
  • 原因不明(非セリアック・グルテン過敏症)
ヨネキチ
ヨネキチ
セリアックと小麦アレルギーが同じグループに分けられてるね。

セリアックも小麦アレルギーも、同じ免疫の異常反応ですが、反応が起きるメカニズムには、はっきりとした違いがあります。

小麦アレルギーとセリアックの違いについて

免疫とは何か?のおさらい

小麦アレルギーの項目でお話ししたように、「免疫」とは体に異物が入り込んだときに、体が処理しようとする反応のことを指します。

ヨシオ
ヨシオ
抗原抗体反応」って言うらしいぞ。

体にとって良い反応は「免疫」と呼ばれ、 体にとって好ましくない反応は「アレルギー」と呼ばれます。

つまり、「免疫」も「アレルギー」も根っこの想いは同じ。

体を外敵から守りたい!

「アレルギー」は使えない門番

ただ、「免疫」が 落ち着いたベテラン門番なのに比べ、「アレルギー」 はヒステリーですぐパニックになるポンコツ門番。

そのため、ポンコツ門番(アレルギー)が守っている家(体) に、お客(小麦グルテン)が訪ねて来た瞬間、 侵入者と勘違いして大パニックになってしまいます。

ヒスタミン」という手下を放って「侵入者」を追い出させようとする迷惑な存在、それが「 アレルギー」です。

ヨネキチ
ヨネキチ
悪気はないし、やる気もあるんだけど、使えないんだよね~…

「自己免疫疾患」はボケた門番

今度は、同じく免疫反応がうまく機能しないために起こる「 自己免疫疾患」について。

「自己免疫」が落ち着いたベテラン門番なのに比べ、「自己免疫疾患( セリアック)」はボケているポンコツ門番です。

つまり、認知症です。

家(体)にお客(グルテン) が訪ねて来た瞬間に、ボケが悪化します。

敵はどこにもいないのに、「とにかくやっつけなきゃ!」 との思いで攻撃を始めますが、対象は「グルテン」 ではありません。

「グルテン」は、痴呆症を進行させる引き金にすぎず、 攻撃対象はなぜか自身の体。

つまり、免疫機能が、ドラクエで言う所の「メダパニ」状態です。

ヨシオ
ヨシオ
混乱してるってことだd( ̄  ̄)

タイプ別早見表

原因 主な症状 対処療法
グルテン不耐性 酵素の欠如 おなかのゴロゴロ、下痢、げっぷ、おなら等 グルテンフリー
非セリアック・グルテン過敏症 グルテンに対するなんらかの反応 消化器系の問題、疲労、頭痛、その他 グルテンフリー
セリアック グルテンに対する自己免疫反応 消化器系の問題、小腸のダメージ、栄養失調、頭痛、その他 グルテンフリー
小麦アレルギー グルテンに対する免疫反応 じんましん、腹痛、アナフィラキシー、その他 小麦除去

どちらの門番もクビにしたいけど…

パニック状態で間違えているとはいえ、「敵」 は「小麦グルテン」だとはっき自覚している「アレルギー」

パニック状態で混乱して、自分の小腸を攻撃する「セリアック」。

両方とも、「パニック」の程度によって体は大ダメージですが、 根っこの部分での性質が違うため、治療法も異なります。

アレルギーはヒスタミンが症状の原因なので、花粉症などでおなじみの抗ヒスタミンの薬を飲むことで症状を抑えることができます。

セリアックの場合は、治療法というものが存在しないため、免疫機能のパニックが収まるのを待つくらいしかありません。

ヨネキチ
ヨネキチ
お茶を飲むとか、消化のいいものを食べるとか、民間療法的なのはあるみたいだけどね。

どちらにせよ、予防はグルテンを取らないということでは共通しているので、これからもグルテンフリーと仲良く付き合っていきたいですね(^^)

ヨシオ
ヨシオ
グルテンフリーの基本食材に関する記事もあるぞ↓
グルテンフリーの食品・加工品を知って、もっと「食べる」を楽しもう!こんにちは。 セリアック病のヨネキチです。 小麦アレルギーやセリアック病、または美容目的など理由は人それぞれだと思い...

参考資料

セリアック」=「グルテンアレルギー

非セリアック・グルテン過敏症」=「グルテン不耐性

上記のように考える説もあるようです。この記事は、様々な医療機関のサイトや本を参考にして、自分なりに納得のいった形で書いています。セリアック本としてロングセラーの「Celiac Disease (Revised and Updated Edition): A Hidden Epidemic」を一番参考にしており、著者はセリアックを専門に研究する大学病院のディレクターであるPeter Green医師になります。

医学的に諸説ある中で、この記事を読んでくれている方自身が、納得のいく情報に出会えることを願っています。

Gluten Intolerance Group

The University of Chicago Celiac Disease Center

難病情報センター

厚生労働省

Celiac Disease (Revised and Updated Edition): A Hidden Epidemic

ABOUT ME
ヨネキチ
セリアック病というグルテンを摂取できない自己免疫疾患のため、意識は低い系なのに毎日グルテンフリーを実践中(^ ^)

コメントをどうぞ(^ ^)

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