今でこそ完治して普通の手になりましたが、以前「掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)」を患っていた時は痒みと痛みで頭がおかしくなりそうでした。
症状が出たのは両手の親指と手のひら。
病院で処方されたステロイド等の薬も全く効き目がありませんでしたが、ネットで拾った治療法を試した所、1ヶ月もしないうちに綺麗に治ってしまいました。
この記事は私の実体験を元に書いていますが、私は医療関係者ではないので、あくまでも参考程度に読み進めてもらえるとうれしいです。
掌蹠膿疱症とは
掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)は、皮膚病の一つ。手掌・足底に無菌性の膿疱が反復して出現する。基本的に慢性難治性の疾患である。 40代以降に好発する。膿疱の好発部位は母指球部と小指球部、土踏まずと踵で痒みを伴う。悪化すると日常生活に支障を来すほどの痛みを生じる。 手掌・足底に多数の膿疱が両側に急に出現し、しばらくするとガサガサになる。こういった経過が寛解、増悪を繰り返す。 原因は不明であるが、溶連菌やスーパー抗原に対する免疫応答に異常があるという報告がある。 ―ウィキペディアより引用
掌蹠膿疱症の三重苦のつらさ
私が掌蹠膿疱症にかかったのは2015年の秋頃。
未だに原因は不明ですが、親指のかゆみから始まり、そのうち皮膚の下に「膿疱(のうほう)」が見えるようになりました。
もちろん膿疱という言葉は後に知った用語になりますが、この膿疱の見た目は本当に気持ちわるいです。
強いて言えば、皮膚の下に無数の卵が孵化するのをまっている状態。
エイリアン系のSF映画によく出てきそうな描写です。
それが満を持して痒みを増し、あまりの痒さに掻き壊し、ジュクジュクになり、皮が剥け、剥けたその皮が固くなり、皮膚が再生してまた痒くなる、という罰ゲーサイクルを繰り返しました。
皮膚科で処方されたステロイドも全く効果が無く、痒い・痛い・恥ずかしいの3重苦の闘病期間でした。
下に当時の写真を載せますので、グロが苦手な人はバックボタンをお願いします。
↑掻き壊した状態
掌蹠膿疱症が与える精神的ダメージ
命の危険もないのに闘病というと大げさかもしれませんが、掌蹠膿疱症は精神的にも本当に辛かったです。
人前で手を出すのが恥ずかしく、症状が軽い時はバンソコウを貼ってごまかし、範囲が広がってジュクジュクになってしまった時は手袋をして仕事をしていました。
家事をしなければいけない時はゴム手袋をして料理を作り、いくら伝染る可能性のない病気とは言え、こんな手で作った料理を食べさせるのが家族にすごく申し訳なかったです。
夜中に痒くて目をさますこともあったし、こんなに辛いなら指を切り落としてくれと思うほど、メンタルは追いやられていました。
掌蹠膿疱症で試した治療法と対処法
↑掌蹠膿疱症の治療によく処方されるアンテベートという副腎皮質ホルモン剤(ステロイド)↑
とりあえず病院でもらったステロイド薬は試しましたが、全くと言っていいほど効果がありませんでした。
目に見える症状しか治療しない現代医療に少なからず抵抗もあったので、結局病院通いは止めてしまいました。
その後は自己流でワセリンを塗ったり、湿潤療法が効くかもと勝手に思ってラップを巻いてみたりしましたが、もちろん症状が改善することもなく、一生この病気と付き合わなければいけないのかとあきらめかけた頃
ネットで「ビタミン等の摂取で掌蹠膿疱症が完治した」との記述を発見。
この時点で、発症してから6ヶ月が経とうとしていました。
掌蹠膿疱症にビオチンとビタミンCとミヤリサン
残念ながらどのサイトを参考にしたかは記憶に無いのですが、もともとビオチンの不足が掌蹠膿疱症の一因とも言われ、ビオチン療法はその不足しているビオチンを補うことで症状が改善するということらしいです。
ビタミンCとミヤリサンはビオチンの吸収を助けるために必要なので、必ず3つを1セットとして摂取し続ける必要があるとのこと。
値段的にもそんなに高くないし、ビタミンであれば副作用も少なそうということで、藁にもすがる気持ちで三種の神器をオーダーしました。
掌蹠膿疱症がビオチン療法で完治するまで
- ビオチン
- ビタミンC
- ミヤリサン
届いた日から忘れること無く毎日せっせと摂り続けました。
期待半分、ダメ元半分で摂り続けること1ヶ月。
あれほどつらかった症状が、気づいたらあっさりと完治。
これには自分もビックリです。
あまりにあっさりと治ってしまったため、いつまた再発するかとビクビクしていましたが、3年以上経った今も症状は出ていません。
そして、最初に買った分を飲みきった後は、一回も追加購入すること無く今に至ります。
(2024/12/13 10:51:18時点 楽天市場調べ-詳細)
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掌蹠膿疱症の体験談まとめ
イメージ写真です
たまたま私とサプリの相性が良かったのかは分かりませんが、おかげで今は手袋もバンソコウの必要もなく、素手で人と接することが出来ます。
帯状疱疹で失明しかけたときも思いましたが、本当に普通の日常を送れるというのは、奇跡に近いと思います。
ネットに情報があったおかげで、私の場合は6か月という比較的短期間で掌蹠膿疱症を治すことができました。
この治療法で必ずだれでも治る!とは断言できませんが、何をしても治らなかったという人はダメもとで試してみてもいいかもしれません。
本当に痒くて辛い掌蹠膿疱症。
血が滲むまで掻きむしっても、楽にならない辛さはよくわかります。
私の体験談が、あなたの辛いかゆみを取り除く、何かのヒントになればうれしいです。