グルテンフリーの制限があっても、お酒を楽しみたいですよね。
麦芽を使うビールがNGなのは割と有名ですが、それでは他のお酒はどうでしょうか。
この記事ではそんな疑問にお答えすべく、いろいろな種類のお酒とグルテンフリーの関係性について調べてみました。
お酒のグルテンフリー傾向 早見表
下記は一般的なお酒の種類と、通常使われる主原料についての表になります。
商品によって原材料に違いがあるので、特に小麦アレルギーやセリアックの人は必ず原材料を確認してくださいね。
お酒の種類 | 一般的な主原料・備考 |
---|---|
日本酒 | 米 |
焼酎 | 米(麦麹を使った焼酎と麦焼酎はグルテンを含む可能性あり) |
ワイン | ぶどう |
シャンパン | ぶどう |
コニャック | ぶどう |
ブランデー | 果実 |
ラム | サトウキビ |
テキーラ | アガベ |
サワー | ベースになる蒸留酒の種類による |
カクテル | ベースになる蒸留酒の種類による |
チューハイ | ベースになる蒸留酒の種類による |
ビール | 麦芽 |
スコッチ | 麦芽など |
ウィスキー | 大麦・ライ麦などグルテンを含むものが多い |
ジン | 大麦・ライ麦などグルテンを含むものが多い |
ウォッカ | 大麦・ライ麦などグルテンを含むものが多い |
バーボン | 大麦・ライ麦などグルテンを含むものが多い |
ハイボール | ウィスキーがベースなのでグルテンを含む可能性あり |
基本的にグルテンフリー傾向にあるお酒
上のリストで緑にハイライトされているお酒が、基本的にグルテンを含まないものになりますが、下記の場合はグルテンが入っている可能性があります。
- 焼酎に使用される麹が麦由来の場合
- 麦焼酎など、麦を原料とした焼酎の場合
- グルテンを含む添加物が使われた場合
高いお酒になるほど添加物が少なくなるため、テキーラもアガベが100%ならグルテンフリーになります。
グルテンフリーかも?解釈次第のお酒
黄色でハイライトされているお酒は、ベースになるお酒の種類によってグルテンが含まれるかが決まります。
ただ、蒸留酒は原材料にグルテンが含まれていたとしても、蒸留の過程でグルテンはなくなるとの見解もあるため、グルテンフリーと考えるかは個人差がありそうです。
代表的な蒸留酒には、焼酎、ウォッカ、ウィスキーなどがあります。
ストイックにグルテンフリーをする必要がないのであれば、蒸留酒をセーフリストに加えることを検討してみてもいいかもしれませんね。
基本的にグルテンが含まれているためNGのお酒
赤枠のお酒は基本的に避けたほうがいいものになりますが、ウォッカやウィスキーなどの蒸留酒は先ほどの理由でグルテンフリーと考える人もいます。
ビールに関しては麦芽が主原料の上、蒸留酒のようにグルテンが消えるという見解も通用しないため、基本的にはNG。
ただ、麦芽以外の原料で作られた「第3のビール」と呼ばれる飲料の中には、グルテンフリーの可能性がある商品がいくつかあります。
また、海外からの輸入品でグルテンフリーとして売りに出されているビールも存在しますが、こちらは手に入れにくい上にかなり高価です。
グルテンフリーのビールに関しては、別記事にまとめてみました。
グルテンフリーのお酒 まとめ
グルテン除去をどこまでするかによって違いは出てきますが、飲めそうなお酒類は以外にあると思いませんか?
原材料を確認するひと手間はありますが、傾向さえ知っていればグルテンフリーでもお酒を楽しむことは可能だと思います。
この記事が、楽しいグルテンフリー「飲み」ライフの参考になればうれしいです(^^)