おしょうゆがグルテンフリーと言われても除去を続けるべき理由

和食ならグルテンフリーの食事も簡単

小麦アレルギーやセリアック病になりたての頃、こんな風に思った人は多いと思います。

そして和食には欠かせないおしょうゆに、実は小麦が使われていると知ってびっくりした人も多いはず

ネットでたくさんの情報があふれている中で、おしょうゆがグルテンフリーかを知りたくてこの記事を読んでくれているのではないかなと思っています。

厚労省が安全と言いつつも、セリアック病の私がなぜおしょうゆを除去し続けるのか。

今回は、小麦アレルギーやセリアックの人にとって、おしょうゆは安全かについて記事にしたいと思います。

おしょうゆがグルテンフリーといわれる理由

小麦を使わないグルテンフリーのおしょうゆ

一般的に市販されているおしょうゆは「大豆、小麦、塩」 から作られています。

普通に考えれば、 小麦が使われている時点でグルテンフリーとは言えませんよね。

でも、おしょうゆは「発酵の過程で小麦タンパク(グルテン)が分解されるので問題ない」とも言われます。

実際、厚生労働省のサイトには下記の記述があるため、一部の人には本当に問題ないのかもしれません。

小麦:醤油が生成される発酵過程で小麦タンパク は完全に分解される。このため基本的に小麦アレルギーであっても醤油を摂取することはできる。

それでも私がおしょうゆを除去するべき理由

一方で、小麦アレルギーテストを専門にしている会社からは、おしょうゆは安全ではないとの意見も出ています。

2017年、アメリカでNIMAというアレルギーテストキットが販売されました。

お値段は3万前後と安くはないものの、アメリカのセリアックコミュニティーではかなり有名なキットです(テストの正確性を疑う声も多いですが)

このNIMAという会社が発表した見解によれば、おしょうゆはやはり除去するべきものとして位置づけられています。

厚生労働省と同じように、「しょうゆは発酵の段階で小麦タンパクを分解する」との理解は示しつつも、それはグルテンが完全に除去されたわけではない。

小麦タンパクが分解されて、Nimaを含む従来のグルテンテストでは、検知出来ないくらい小さくなっただけ

元来のグルテンとしての形は留めていなくても、分解されたグルテンが免疫原性として健在なので、セリアック病の人はやはり避けるべきとのことでした。

免疫原性というのは、ざっくりいうと免疫反応を引き起こす性質のものです。

小麦やグルテンに対する反応の現れ方は人によって違います。

セリアックの症状もまちまちで、自覚症状のない人もいるくらいです。

知らないうちに身体へのダメージが蓄積されたり、栄養の吸収ができなかったりすることもあり得るので、症状はなくともセリアックの人はしょうゆの除去は続けた方がいいと思います。

ただ、このことに関しては海外のセリアックコミュニティでも意見は分かれているので、簡単な答えというのはなさそうです。

おしょうゆを除去する理由 まとめ

  • 厚生労働省の見解:小麦アレルギーでもおしょうゆは摂取できる
  • アレルギーテスト会社の見解:おしょうゆはグルテンフリーではない
  • 結論:グルテンへの反応の仕方は人それぞれなので、人によって対処法は違う

必要に応じてお医者さんに相談することも大事だと思うので、納得のいく形で自分の食事制限と付き合っていけたらいいですね。

セリアック病の私は、安全策をとって「イチビキ」という会社のグルテンフリーしょうゆを使っています。

味も普通のおしょうゆと変わらないし、比較的手に入れやすくてお手ごろ価格なので、とってもオススメです。

お豆由来やあわ由来のおしょうゆなど、いろいろな種類が売られているので、ご自身でおいしいと思うものを探してみてくださいね。

*2017年10月15日の記事に加筆したものを再掲載しています

スポンサーリンク


関連記事

  1. 【グルテンフリーの教科書】グルテンとは?グルテンフリーダイエットをするのに必要な情報まとめ

  2. 【図解付き】小麦アレルギー・セリアック・グルテン不耐性|メカニズムの違いについて

  3. 【図解付き】グルテンフリー、ノングルテン、超低グルテン、グルテン不使用の違いについて

  4. グルテンフリー傾向のお酒とビールのまとめ

  5. 【小麦アレルギー・セリアック】特定原材料の制度改正をしてほしい