グルテンフリーの食事制限があると、外食のハードルが高く感じてしまいますよね。
グルテンフリーの外食は簡単ではありませんが、それでもグルテンフリーの傾向にある料理やメニューはあります。
何系のどんなメニューだったら食べられる可能性が高くなるのか。
現役セリアックの私が何年もかけて集めた情報を、この記事でまとめたいと思います。
グルテンフリーと外食①:和食系レストラン
和食レストランならグルテンフリーだと思われがちですが、実はお醤油やお味噌には小麦成分が入っています。
お醤油のグルテン成分は製造の過程でなくなるという説もありますが、探知できないくらい小さくなるだけという説も。
お醤油を使った料理を抜かした場合、和食メニューで食べられるものは、必然的に下記リストにあるような塩味か素材系のメニューになります。
- 寿司・刺身:マイ醤油持参、または醤油なしで。漬けやタレ、シャリの穀物酢にも要注意。
- 焼き鳥(塩):たれ味と一緒のグリルで焼かれるので敏感な人は要注意。
- 魚の塩焼き:上記と同じくグリル経由のコンタミネーションには要注意。
- お味噌汁:小麦成分が入っているお味噌もあるので要確認。
- おつまみ系:豆腐・納豆・枝豆などなど。
お醤油が大丈夫で、コンタミネーションも気にならないのであれば、食べられる料理の幅はだいぶ広がります。
グルテンフリーと外食②:イタリアンレストラン
パスタやピザで有名なイタリアン料理。
グルテンフリーの料理などなさそうにも思えますが、小麦不使用の傾向にあるメニューとして「リゾット」があげられます。
ただ、お店によっては、パスタの茹で汁でリゾットを作るところもあるので要注意。
「お肉のソテー」系も、調理次第では大丈夫な可能性もあるので、お店の人にぜひ確認してみてくださいね。
グルテンフリーと外食③:インド・ネパール系のカレー
小麦粉を使ってとろみを出す日本のカレーと違い、インドやネパールのカレーはサラサラしています。
複数のお店で確認しましたが、インド・ネパール系のカレー屋さんでカレーに小麦を使っているところはゼロでした。
ナンは食べられませんが、ライスはグルテンフリーなので、外食候補のメニューとしてリストにいれました。
グルテンフリーと外食④:韓国系レストランでほっこりおかゆ
トッポギやビビンバで有名な韓国料理の中にも、小麦不使用のメニューがあります。
「おかゆ」と聞くと、病人の料理を想像する人も多いかもしれませんが、韓国のおかゆはいろんな種類があって、とってもおしゃれ。
「ダシに小麦が入っているかも…」と言われたレストランでは、ダシの代わりにお塩を使って対応してもらえたこともあります。
もちろん小麦不使用のおかゆメニューはお店によって違うので、食べる前に確認してくださいね。
グルテンフリーと外食⑤:ベトナムレストランでフォー
サイドは基本食べられません
ベトナムの「フォー」はお米の麺なので、基本的にグルテンフリーです。
醤油味のスープや天カスを入れるフォーもあるので、もちろん事前の確認は必須。
さっぱり・あっさりのフォーは、香味たっぷりでとても美味しいです。
グルテンフリーと外食⑥:タイ系アジアンレストラン
タイの美味しい料理に「カオマンガイ」という鶏肉レシピがあります。
味の決め手とも言えるタレは、残念ながらグルテンが入っている可能性大。
それでも、タレなしで十分美味しい場合があるので、ぜひお店に確認してみてくださいね。
グルテンフリーと外食⑦:ファミリーレストランやファストフード
ジョナサン、デニーズ、ガスト、ココス…
全国展開しているファミレスには、基本的にアレルギー対応メニューがあります。
年齢制限のある子供メニューの場合が多いですが、アレルギー等の理由を伝えれば普通にオーダーできる場合も。
お子様メニューではなく、ちゃんとした大人メニューを用意しているファミレスもあります。
グルテンフリーと外食:まとめ
グルテンフリーの外食は少し難しいですよね。
それでも慣れてくると段々とオプションは広がっていくので、新しいお店を開拓するプロセスも、きっと楽しいと思います。
レストランによっては持参したグルテンフリー醤油で料理してくれたり、材料をアレンジしてグルテンフリー対応してくれたりするので、まずはお店に相談してみてはどうでしょうか?
人によっては、末長く付き合うことになるグルテンフリーライフ。
少しでも楽しくてラクになるような情報を、今後も発信していこうと思います。